・金遣いの荒い子供にだけは育ってほしくない。
・生涯幸せな人生を送れるように子供を育てたい。
と思っている方に向けて書いた記事です。
筆者(たーみょん)は執筆時現在5歳と2歳の娘を持つ父親です。
子供たちが将来働くころには、今とは全く違った職業がゴロゴロしているでしょう。
今たくさんの人が付いている職業もAIやロボットに置き換わり、貧富の格差がさらに極端なものになるかもしれません。
こんな時代背景もあり、子供の将来を考えると、今子供たちにしてあげられる教育はどうしたら良いのだろう?と不安になります。
ということで、子供の将来のために今できる教育方法を調査し、考えた内容をここでは紹介いたします。
【子供の将来】お金持ちで幸せになるための教育とは?研究紹介
筆者が願う自分の子供の将来は
- 稼ぎが多い
- 貯金が多い
- 借金が少ない(ない)
- 幸福感を持っている
という感じで、不自由のない幸せな暮らしが出来ることを願っています。
子供の将来を上記のように明るいものにするため、今子供にすると良いことは、下記の通りです。
- お金の教育をすること
- 寄付の教育をすること
- 子供に愛情を注ぐこと
- 数学を得意にさせること
このことを証明する論文を紹介しつつ説明していきます。
お金の教育は将来の貯蓄UP↑
The influence of parental financial teaching on saving and borrowing
(親の金融教育が貯蓄と借入行動に及ぼす影響)
オランダ中央銀行の世帯調査を使用して、親の金融教育が個人の貯蓄行動と借用行動に影響を与えるかどうかを調査したものです。
この研究では、
子供の幼少期と青年期の両方で子どもたちがこの教育を受けた場合、親の金融教育が貯蓄行動に及ぼす影響が最も大きいことがわかりました。
長期の金融教育を受けた子供は、親の金融教育の利点に頻繁に接触するため、これは論理的です。
と述べられています。
要するに、お金に関する教育を早い段階からしっかりと行わなければならないということ。
年収1000万円稼いでいるのに、貯蓄0っていう話を良く聞きますけど、子供の将来はそんなことになって欲しくないです。
子供が将来稼げるようにと色んな勉強を頑張らせることも大切ですが、貯蓄することも大切です。
塾でも、学校でもお金に関わる教育をしっかりとするところってあまり聞いたことがないので、親がしっかりお金の教育をすべきだと実感しました。
寄付と親の愛情は子供の将来に良い
Family Processes and Adolescents’ Financial Behaviors
(家族プロセスと青少年の金融行動)
1471人の12から18歳までの子供とその家族を調査した研究です。
この研究では、
親の温かさがより高いレベルにあると、将来の学校教育のための貯蓄に良い影響を与える。
お小遣いを与えることは、子供の金銭的不安と負の関連がありました。
と述べられています。
つまり、子供が将来無駄遣いをせずに、貯蓄や寄付をする可能性を高めるためには、
- 寄付に関するコミュニケーションを取ること。
- 子供に愛情を注ぐこと。
- お小遣い制にしないこと。
が必要です。
寄付に関するコミュニケーション
寄付って一番身近に出来るのって、コンビニのレジにおいてあるような募金かなって思います。
だから、コンビニ行ったときに子供の前で、小銭を募金しつつ、募金の意味や、どんな人がいて、その人たちはどうしてお金が必要なのかなどを説明する機会を増やすと良いのかなと思っています。
子供に愛情を注ぐ
子供に愛情を注ぐことに関しては、将来貯蓄がどうこうとか関係なく必須です。
子供を精神的に健康な状態にするためにも愛情は注ぎ続けましょう。
参考記事:>>子供の強い不安の原因と対策
お小遣い制はダメ
お小遣い制に関しては、している人が圧倒的に多いと思います。
よく考えてみると、子供にとってお金は与えられて当たり前になるし、お金を使っても苦労せずにまたもらえるし、好きに使えるから好きなものいっぱい買っちゃえってなるのかなと思っています。
そうすると、確かにお小遣い制って負の影響が大きいなって感じです。
でも、お小遣い制をやめると子供の反発を抑えられないしどうしようって思う方もいるかと思います。
筆者が今考えているのは、家庭内起業が面白いなと思っています。
詳細は後述しますが、めちゃくちゃお金の勉強の実践になるので、効果的です。
数学が得意だと子供は将来幸せ
Life Paths and Accomplishments of Mathematically Precocious Males and Females Four Decades Later
(数学的に早熟な男性と女性の数十年後の経歴と成果)
数学的能力が高い上位1%の13歳の男女1650人を調査し、40年後にキャリア、業績、心理的幸福等のデータを集めた研究です。
この研究では対象者たちに対して以下のことがわかりました。
- 4.1%が主要大学の終身在職権
- 2.3%が有名ブランドや大手企業の幹部
- 2.4%が主要企業または組織の弁護士
- 25から40%の人が博士合取得
- 25%が論文公開
- 3%が本の公開
- 8%が特許取得
- 平均年収は男性14万ドル、女性8万ドル(1ドル100円とすると1400万円と800万円)
- 対象者全員で85冊の本と7572件の論文発行、681件の特許取得、3億5800万ドルの融資を受ける
- 人生の満足度、幸福度が高い
まぁ簡単に言うと、子供のころから数学が得意だと将来勝ち組になるってこと。
なので、小さいころから数学的思考力を高めた方が良いってことです。
数学的思考力を高めるのって論理的思考力を高めることでもありますから、上記のような結果が出るのは納得できます。
当然と言えば当然。
論理的思考力が高いと、将来どのような職業がメインになったとしても、いかようにも対応できるので、数学が得意ってのは本当に強いです。
でも、数学得意にさせるためにはドリルやらしておけば良いのかな?でもでも、そんなのあまり面白くないし、嫌いになりそうでどうしたら良いかな?って思うかもしれません。
あまり難しく考えなくても良いです。
幼児期だったら、例えば、大きい・小さい、多い・少ない、長い・短いの比較から始めて、その後数字を理解するように教えます。
日々の暮らしの中で色んな問いかけをしながら楽しく身に付けていくと、自然と数学的思考力が身に付き、数学が得意になっていきます。
関連記事:>>子供と買い物中に勉強をする知育方法【数学的思考力を鍛える】
小学生になっても十分応用が可能です。
数学が生活の中に密接にかかわっていると好きになるし、得意にもなってきます。
日々の生活のちょっとした工夫が子供を数学好きにし、子供の将来を大きく変えるかもしれません。
子供の将来の不安を解消するための実践的教育方法
上記の3つの研究から、子供の将来を考えると、数学とお金に関する教育を頑張るべきだということがわかりました。
でも、実際にどんなことをしたら良いのかな?って思っている方のために、ちょっとだけ考えてみたので、紹介します。
筆者の教育計画案
まだまだ筆者の計画段階なので、参考程度に読み進めて頂ければという思いです。
筆者の娘の今現在はここです↓。
単純な足し算、引き算の学習です。
次にすることはお金の計算です。
足し算の桁が増えるので、算数の勉強も続けながらだと思っています。
算数もお金の計算もドリルを使ってすると身に付きやすいので、少し下の方におすすめのものを紹介しております。
算数やお金の計算が身に付いたら、いよいよ実践です。
ここまではあまり急ぐつもりはなく、娘の進捗具合にもよりますが、小学生入ったくらいからが実践かなと思っています。
それで、上記研究でありましたが、お小遣いをあげるのは良くないので、あげません。
出来るだけ世の中の仕組みを取り入れます。
ここで注意したいのは、ご褒美をあげるとやる気がなくなってしまうということ。
詳細記事:>>ご褒美はやる気が失せるという実験
なので、出来るだけ、お手伝いしたらお小遣いをあげるね、ってのはやめた方が良いです。
お手伝いをしてもらえなくなる可能性が高くなってしまいますから。
ということで、世の中にはどんな仕事があって、家庭で子供が出来ることは何か?ってのを子供と一緒に考えると良いです。
子供がある程度大きくなった時には、実際に稼がせても良いです。例えば、自分の得意を売りにできるココナラや動画配信のyoutubeなどがあります。
ただし、そうやって実際に世の中に出てみると色んなリスクが必ずあります。
子供は未だリスクの評価が甘いので、絶対に親のサポートは必須です。
家庭内起業
筆者の娘の場合は、ピアノや料理が好きなので、それらを利用したら面白いかなと思っています。
- 世の中にはピアノのコンサートを開いてお客さんにすてきな曲を聞いてもらってお金をもらっている人がいるということ、
- 美味しい料理をお客さんに作って食べさせてあげて、お金をもらっている人がいるということ、
を教えてそういうのを家でやらせてみたいです。
例えば、ピアノのコンサートは月一で開き、家族や親せきにチケットを買ってもらいます。
さらに、チケットの料金以外でも、どうやったら儲けを増やせるのかを考えもらい、最終的には、コンサートではジュースやお菓子を食べても良くて、その食べ物を娘が作って用意する、ってとこに行きつけば面白いかなと。
さらに言うと、子供が儲けた分から1%ほど税金という名目で徴収し、その税金をどこに寄付するかを話し合って決めるんです。
子供の好きなこと、得意なことで家庭内起業すればお金の仕組みを学びながら、楽しくお金を得られます。
筆者の上記の計画が参考になれば、是非子供と一緒に考えて実践してみて下さい。
数学好きにするためのドリルおすすめ3選
お金の勉強をするにしろ、数学を得意にさせるにしろ、まずは算数を好きになることから始めないといけないです。
出だしからつまずいては始まらないので、簡単で分かりやすい学研の幼児ワークをおすすめします。
子供は可愛いかうんこネタが好きなので、取っ掛かりやすい「すみっコぐらし」と「うんこドリル」もおすすめです。
笑いながら算数好きになってくれること間違いなし!?
ただし、下品嫌いの方にとっては絶対に買ってはいけないドリルです。
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お金の教育に良いドリル3選
下記のドリルはどれもお金を使う実践をイメージしやすいので良いです。
お金カードが付いているものもありますが、個人的にはなくしやすいので、シールを使うことをおすすめします。
ちょっと高いですが、本物そっくりに作りこまれたお金シールも紹介します。
基本的には100均で丸いシールを買ってそこに数字を書いておけば代用できるので、よほどこだわりがない限り、100均で十分かと思います(笑)。
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リアルなお金のシール850片で千円強とちょっと高いですが、面白いので紹介。子供ウケは良いので、興味があればぜひ。→
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まとめ
子供の将来を考えるならば、数学とお金の教育に力を入れましょう。
そうすることで、将来お金に困るようなことはなく、人生に満足し、幸福感も高い大人に育ちます。
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