この記事は
・子供が幼稚園行きたくないと泣くことが多い。どうしよう。
・夏休み明けから急に登園拒否しだしました。どう対処したら良い?
・幼稚園では問題ないらしいけど、行きたくないと言う。どんな理由があるのかな?
と思っている方に向けて書いております。
筆者(たーみょん)は執筆時現在、2歳と5歳の娘がおります。
5歳の娘は3歳(年少の一つ下の年々小)のときに「幼稚園行きたくない」でした。
ですが、下記方法で理由を探りながら様々な対処法を試し、スムーズに行くようになったと思ったら、また行かないと言ったりと苦労はしましたが、年中となった今ではスムーズに幼稚園に行くようになりました。
本記事の対処法は、人によっては一発で解決する場合もあれば、全く改善せずに長引くこともあります。
本記事を参考に理由をしっかりと見つけ出し、様々な方法を試してみてください。
子供が幼稚園行きたくないと泣く理由
子供が幼稚園に行きたくないと泣くほどまでになってしまう理由は千差万別。
だからこそ親が理由を探し出して、解決(もしくは手助け)してあげなければいけません。
理由ががわかれば対処法がわかってくるものですので、
まずは子供に話を聞いてみることから始めましょう。
良く話し、良く聞くことで、色んな事がわかってきます。
でも子ども自身にもよくわからないこと、言いたくないことがあります。
そして、泣くような精神状態のときに、親はやらない方が良いことが有ります。
それは
- 怒る
- 否定する
- 詰問する
です。
まずは完全に聞くだけにして、子供が言うことを受け入れ、肯定してあげましょう。
「そうかぁ、そう思っていたんだね。苦しかったね。」
こんな感じです。
子供の感情を受け入れ、肯定するとどんどん話してくれることがあります。
でも、子供は上手く話せないなら話せないで良いんです。
しつこく聞きすぎてもしゃべりたくないかもしれませんので。
色んなことを話しているうちにだんだんと原因が見えてくることもあるので、
関係ないことでも話ならが、ちょっとずつ探りを入れていくと良いかもしれませんね。
まだまだ幼い子供ですので、子供は説明できないことの方が多いので、親は幼稚園の先生とも良く話して原因を見つけ出すことも大切です。
どうにもならないときには、授業参観やビデオ撮影等の要求を幼稚園側にお願いして原因究明をしてあげたいものです。
ここまでくるとちょっとハードル高いかもしれませんが、重度の状態の場合は子供のためにも積極的にならざるを得ないですね。
子供が幼稚園行きたくないと泣く理由を大別すると以下の通りです。
原因究明の参考にして下さい。
- 嫌なことがある、嫌な人がいるから
- 体調不良や睡眠不足だから
- 脳の前頭葉(前頭前野)が未だ成長していないから
- 不安に感じることがあるから
「母親や父親と離れたくないから」だと思っている方は多いかと思います。
でも、そう結論付ける前に今一度、原因が他にないかを探った方が良いです。
また、親と離れたくないのは一人でいる不安から来るものですから、理由は「不安に感じることが有るから」に含めております。
理由から考える対処法
1:嫌なことがある、嫌な人がいるから
先生や子供、子供の友達等に聞いて原因を突き止めましょう。
最悪いじめってなったら大変なことですので、早期に気づいてあげたいものです。
時には先生が怖いって場合もあります。
とにかく、おかしいと思ったら出来るだけ早く先生と相談することが大切です。
担任の先生が原因の場合は他の先生や園長先生に相談することも考えてください。
子供とたくさん話をして、先生とも相談する。
そして原因がわかったら、先生と共に解決策を考えましょう。
原因がわかれば、その原因を取り除くことや回避することが主な解決策になるかと思います。
筆者の知り合いで、子供の幼稚園の先生が怖すぎて幼稚園に行かなくなったという話を聞いたことがあります。
その子供は転園することになったのですが、怖い先生のトラウマで転園しても幼稚園に行けませんでした
こういう状態ですと、さすがに専門医に頼った方が良いです。
精神科医等の医者のカウンセリングやアドバイスを受けて、克服することが最も良い改善策です。
早めの行動で小学校に上がっても影響がない状態にしましょう。
2:体調不良や睡眠不足
体調不良や睡眠不足のときって大人でも不機嫌になることありますよね。
(参考:https://www.ncnp.go.jp/nimh/sleep/release/20130214.html)
子供は特に顕著に現れます。
泣いて幼稚園に行きたがらない時には、まずはどこか調子が悪いところがないかしっかりと聞いたり診たりしてあげましょう。
どこも悪そうでないのであれば、ハイテンションで幼稚園に送り出してあげ、
帰ってきたときにはしっかりとお昼寝をしたり、いつもより早めに寝る様にすると良いです。
但し、他にも理由がないか確認する必要はありますね。
筆者の娘たちも寝不足で不機嫌になって幼稚園に行きたがらないことはよくあります。
早く寝ることが出来る様に筆者も努力していかなければならないと思っています。
実は、子供が睡眠不足で不機嫌になりやすいのは脳の発達がまだまだ未熟だからなんです。
3:脳の前頭葉(前頭前野)が未だ成長していない
3歳後半でも4割以上がイヤイヤ期というデータがあります(参考:https://iya-iya.jp/report01/)。
イヤイヤ期は嫌だと思ったら、とことん嫌で何もやりたくありません。
普段楽しく幼稚園に行っていたとしても、ちょっとでも嫌なことがあれば、もう幼稚園に行きたくありません。
実はイヤイヤ期の主な原因は子供の脳の前頭葉(前頭前野)という理性を司る部分が未熟だから。
なので、前頭葉の発達を促すトレーニングをすることで、前頭葉の発達とともに幼稚園へスムーズに行くようになります。
前頭葉のトレーニング
- 「神経衰弱」
短期記憶を鍛える。 - 「だるまさんがころんだ」
動きたいけど動かない様な自制するような遊び。 - 「いないいないばあっ!」
親の顔が隠れていて、もうすぐ顔が見られるぞという期待をしている状態。
参考:脳科学おばあちゃん 久保田カヨ子先生の0~1才頭のいい子を育てるふれあい育児 - 「ノリツッコミ」
いないばあっ!の派生。子供にボケさせて親が一旦ボケに乗り、子供は親の「違うっ!」というツッコミを期待している状態。
筆者の娘たちはノリツッコミを私にさせるのが大好きですので、毎日のようにしています。
しかも同じノリツッコミを1度に20回以上させられることも…(苦笑)。
前頭葉のトレーニングは即効性のあるものでは無いので、成長するまではとにかく楽しく幼稚園へ送り出してあげるしかありません。
でも、トレーニングをしないよりかは、した方が早く解決するので、是非お試しください。
嫌だと言うから親もイライラして怒っていては子供も余計に行きたくなくなります。
親はニコニコしながら
幼稚園は楽しいところなんだ
と言わんばかりの雰囲気を全開にして、ハイテンションになって子供と接してあげましょう。
他の原因が考えにくいのであれば、とりあえず幼稚園に無理やりにでも連れて行ってしまえば、何かしら楽しいことがあるので、行きたくないと思っていたことが忘れ去られるでしょう。
4:不安に感じることがある
まだまだ未経験のことがたくさんあるので、子供が不安に感じる要素を挙げるときりがないと思います。
- 親がいなくて不安
- 仲良く話せる人がいないから不安
- 周りの友達は何でもできるのに自分だけできないことが有って不安
などなど。
大人でも初めてのことは不安だったはずです。
- 初めて会社に勤めるとき
- 会社のプレゼンをするとき
- 初めて出産するとき
などなど。
子供にしてみればその不安は計り知れないものです。
今までずっと親と一緒だったのに、急に一人で知らない世界に放り込まれますからね。大人でも不安に感じますよね。
幼稚園にしばらく通っていたとしても、不安が不安を呼び何かのきっかけで爆発することだってあります。
早生まれの子供は周りの子供たちと比べても少しできないことが多くなってしまいます。
特に小さい時は顕著ですよね。
年少さんで遅い子だったら、
しゃべるのが未だ片言だったり、
おむつをしていたり
ですよね。
周りができていて、自分ができていないと劣等感を感じ不安になることだってあります。
子供とコミュニケーションをしっかりとり、出来ないことが有ったら、一緒に練習をして自信をつけてあげましょう。
筆者の娘の場合は
一時期、私や妻が子供たちにきつく言いすぎるのが続いたことが有ったのですが、
おそらくそれが原因で、愛されているのか不安に思い、情緒不安定になり、何かのきっかけですぐに泣きだす、という感じになっていました。
そこで試したのが、ハグです。
不安を取り除く方法
不安は根本原因を取り除くことで解消されますが、
根本原因が分からないときや原因を取り除くことが難しいこともあります。
そこで、筆者が試した不安を取り除く簡単な方法は「ハグ」です。
効果絶大でした。
理由やその他不安を和らげる方法は下記ページにまとめましたので、ご覧ください。
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また、友達を作るのも良いですね。
まだまだ、幼くて友達もなかなか出来ないかもしれませんが、幼稚園の親同士のつながりから休みの日にお友達の家へ遊びに行って交流を深めると子供同士も仲良くなっていきます。
仲良くなれば、それだけ不安要素も消えますし、友達と不安を共有することで不安が和らぐことだってあります。
まとめ
登園拒否する原因は一言で万人に当てはまるものはないです。
そのため、上記の通りいくつか原因と対策を紹介しました。
基本的には子供とのコミュニケーションを密に取り、原因を探ることが重要です。
どうしても原因がわからない場合は、前頭葉のトレーニングや、笑顔で子供とスキンシップ(ハグ)をすることで、徐々に改善していきます。
今すぐに何でも良いので、お子さんとコミュニケーションをとってください。
そして、ぎゅーっと抱きしめるなどのスキンシップをして、愛を育んでください。
父母の笑顔とハグは子供の心の必須栄養素です。
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