・絵本って子供にとってどんな良いことが有るの?
・効果を上げる読み方ってあるかなぁ?
って思っている方に向けて書いた記事です。
筆者は執筆時現在2歳と5歳の娘がいる父親です。
本記事では絵本の読み聞かせ効果を示す論文をもとに解説しております。
筆者は娘たちが産まれたときからずっと絵本の読み聞かせをしてしてきたのですが、その効果の程は絶大で、言葉の喋り始めが早いことや年齢以上のレベルのドリルを難なくこなすことなど、知能の向上を実感しております。また、2歳の娘は自分の名前の文字を見つけることが出来る様になっていますし、5歳の娘は平仮名の読み書きができ、一人で本を読むことも多々あります。5歳の娘は絵本の読み聞かせの習慣から自分で本を読む習慣に変わりつつある状態です。
他にも、絵本を通して子供との会話が深まるので、心が深くつながる感じもしますし、読み聞かせの後に温かい気持ちにもなります。
それでは、絵本の読み聞かせの効果に関する論文を紹介していきます。
絵本の読み聞かせの効果を示す論文
絵本の読み聞かせには下記の効果があります。
- メンタルの改善
- 子供の学歴、学力向上
はっきり言って良い面しかないので絵本の読み聞かせをしない理由はないですよね。
証拠となる論文を順に紹介していきます。
読み聞かせで親子のメンタルが改善
親子の読書(読み聞かせ)によりメンタルは変わるのか?って論文を紹介します。
Psychosocial Effects of Parent-Child Book Reading Interventions: A Meta-analysis
(親子の本を読む介入の心理社会的効果)
読み聞かせをすることで親子のメンタルはどうなるかっていう19件の研究(トータル3264組の家族)をまとめた論文です。
論文では、本の読み聞かせで、親と子の両方のメンタルにプラスの影響を与えるということが述べられております。
絵本を読み聞かせるだけで、親子共にメンタル改善されるのは嬉しい限りです。
ワンオペで精神病みそうって人は特に取り入れた方が良いです。
特にイヤイヤ期は打って付け。ストレスマックスな親子が絵本の読み聞かせをしたら親も子もストレス軽減して共にハッピーになりますから。
それと、子供がメンタルで病むようなことがないようにする予防策としても効果的になります。
筆者も絵本の読み聞かせ後に温かい気分になっていたのは気のせいではなかったということです。
筆者の場合は夜寝る前に絵本の読み聞かせをするのが日課なので、朝昼晩と分散させて読めばストレスもこまめに発散出来て効果的かもしれません。
下記記事でも記載していますが、読書をするだけでもストレスは軽減します。
参考記事:>>育児ストレス発散方法
子供が文字を読めるようになった時には、子供が自分で読書をしていたとしても効果があるということなので、読み聞かせに限らず本って素晴らしいと筆者は実感しております。
本は子供の学歴、学力を向上
ここでは、絵本の読み聞かせと言うよりも、持っている本の数に関してですが、学歴と学力が向上するという論文を紹介いたします。
Family scholarly culture and educational success: Books and schooling in 27 nations
(家族の学術文化と教育の成功:本と27か国での学校教育)
27か国7万人以上の本の蔵書数と進学の関係を調査しています。
この研究では、
このことは、学校に通わない親を持つ子供と、大学の教育を受けた親を持つ子供くらいの違いで、大きな利点です。
また、専門知識を持たないような未熟な父親を持つ子供と、専門知識を持つ父親を持つ子供との違いの2倍の利点です。
豊かな国と貧しい国の両方に等しく当てはまります。
と述べられています。
まぁ、当然ですね。
本をたくさん読んでいる人は頭いいです。
本をたくさん読めば、それだけ知識が蓄積されますし、語彙力がついて表現力も豊で、勉強好きにもなりやすいですから。
また、下記記事でも述べておりますが、日本の研究でも本(絵本含む)の蔵書数が多い家庭程、子供の学力が高いということが述べられております。こっちのデータは絵本も含んでいます。ただし、収入の方が学力への影響が大きいとも述べられておりますが…。
でも、収入は簡単に変えられませんが、本は今からでも買いに行けます。
同じ収入だった場合は、家庭の蔵書数の多い方が学力が高いということですので、子供を賢く育てたいならば、本を買って読むことは必須事項です。
上記論文では、持っている本の数ということでしたが、本をたくさん持っていると、読む機会が増えます。
また、親が絵本を子供に読み聞かせてあげることが、習慣になっていると本が大好きになって、本をたくさん読む子供になります。
筆者の娘たちには毎日絵本の読み聞かせをしていますが、5歳の娘は文字を読むことが出来る様になったので、自分で読むことも多々あります。
絵本の読み聞かせの習慣は、後々自分で本を読む習慣につながっていくので、絵本の読み聞かせを小さい時からしてあげることはとても大切です。
また、本をたくさん読むことによって、学力が上がり、学歴が高くなり、高収入につながりやすいので、絵本の読み聞かせ効果は収入にも影響すると言って過言ではないです。
絵本の読み聞かせの効果を上げる読み方とは?
下記記事でも書いてますが、インタラクティブ読書をすると、しなかった子供と比べてIQが6ポイント以上高いという研究結果があります。
参考記事:>>賢い子に育てる方法の論文紹介【収入以外の着眼点】
(IQが6ポイント以上も高くなるというのは、人生が変わるくらいのレベル)
インタラクティブ読書
インタラクティブ読書というのは子供と会話しながら本を読むということです。
例えば、
- このウサギさんはこの後何をすると思う?
- ノラ猫ぐんだんはなんで家を直しているのかな?
みたいな感じで、親から子へ質問しながら会話すると良いです。
筆者も子供たちに質問をするようにしているのですが、ついついやってしまうのは、簡単な質問や難しすぎる質問をしてしまうことです。
簡単な質問って言うのは、例えば、
- リンゴって赤色?
- ウサギはどこにいる?
っていうのを5歳児に質問する感じです。
Yes, Noで回答出来たり、単語や指差しで回答出来たりする質問は2語文を話し始めるまでにした方が良いです。
また、難しい質問っていうのは、例えば、
- この後のお話はどうなるのかな?
- この時にウサギさんはどんな気持ちなのかな?
みたいな質問を2歳児にするようなことです。
文章で喋れたとしても2歳児では推論や相手の気持ちを理解できる子はほぼいません。
子供のレベルに応じて会話のレベルを変える
- 指差しが出来る様になったら、指差しで回答できる質問
- 単語を話し始めたら、単語で回答できる質問
- 2語文を話し始めたら、2語文で回答できる質問
- 文章で話し始めたら、文章で回答できる質問
- 相手の気持ちがわかるようになってきたら、気持ちを回答出来る質問
上記のように出来ると良いですね。
子供のレベルに応じて質問を変えていくと、子供もレベルが上がっていって、効果が高まります。
筆者は娘たちが産まれたときから、読み聞かせをしながら会話を毎日繰り返してきましたが、娘たちには年齢以上の知能があることを実感しています。
一番実感しているのはおしゃべりです。筆者の娘は二人とも2歳になるころには文章でしっかりはっきりおしゃべりができ、小児科医もびっくりするくらいのレベルです。
また、幼稚園では他の子供達よりも出来ることが多く、5歳の娘は算数(足し算引き算)のドリルを、2歳の娘は迷路のドリルを難なくこなして勉強に励んでいます。
インタラクティブ読書は本があれば簡単に出来ることで、知育に最適なツールなので、賢い子に育てるならばインタラクティブ読書は絶対すべきですね。
まとめ
絵本の読み聞かせ効果は
- 親子のメンタル改善
- 子供の学力、学歴向上
です。
また、絵本を読みながら子供との会話を楽しむことで、さらなる知能の向上が期待できます。
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