本記事は
・イヤイヤ期がない子っているの?特徴はある?
・イヤイヤ期がなかった子はどう育てられたの?参考にしたい。
と思っている方の疑問に答えます。
筆者(たーみょん)は執筆時現在、2歳と5歳の娘がいます。
二人ともひどい癇癪をするようなイヤイヤ期がなかったので、とても育てやすい子供たちです。
本記事の前半ではイヤイヤ期がない子のその後として、5歳の娘に関して記載しております。
また、二人の娘たちをどのように育てて、イヤイヤ期がない状態になったのか、を本記事後半で紹介しております。
根拠のある方法で育ててきているので、絶対に損はしないし、ためになる方法ですので、是非ご覧ください。
イヤイヤ期がない子は正常?
筆者の娘は、幼稚園の他の子供たちと比べても、特別変わったことはありません。
違いを挙げるとしたら、賢く努力家であるということです。
なので、他の子と比べて、イヤイヤ期がないだけであれば特別心配することはありません。
ちなみに、筆者の娘にイヤイヤ期がなかったと言ってるのは、筆者の感じ方の問題では?と思われる方のために、下記の通り本記事内限定の定義をしておきます。
本記事限定の定義
イヤイヤ期の子供とは
何かにつけイヤだと言い、
要求が通らないと癇癪を起し、
暴れながら小一時間泣き続けるような子供のこと。
イヤイヤ期のない子供とは
嫌だと言うことはあっても、親の説明で納得し、癇癪は起さない。
納得できなくて泣くようなことが有っても、親の更なる説明(妥協策)等で治まる。
わがままで小一時間泣くことはない。
という子供で、イヤイヤ期の条件に当てはまることがない。
それでは、イヤイヤ期がない子の特徴、特に良く疑問に上がることを中心に説明していきます。
自我の芽生えはあるの?
イヤイヤ期は自我の芽生えからくるものだから成長の証として喜ぶべきことです。
ですが、イヤイヤ期がないからと言って、自我の芽生えがないと判断するのは間違っています。
筆者の娘の場合、ちゃんと自分を持っていますし、相手の気持ちを考えられる優しさも持っています。
幼稚園に入った頃、友達が寂しいと泣いていると「お母さん探してきてあげるね」って教室を
飛び出したとか。
ちょっと笑えたけど優しさと面倒見の良さを実感して嬉しかったのを今でも覚えています。
また幼稚園でカルタが始まると、最初は友達のほうがたくさん取れていたけど、家でもたくさん練習して、最終的にはクラスで一番札を取れるようになっています。
幼稚園で縄跳びをし始めると、これも同じように家でたくさん練習をして他の子よりもたくさん飛べるようになってます
筆者の娘はなりたい自分をしっかりと持っていて、それに向かい努力ができています。
自己主張はするの?
筆者の娘はめちゃくちゃしてます(笑)。
あれが欲しい、これが欲しい、あれがしたい、これがしたい等々
毎日何かしらたくさん要求してきます。
例えば、
スーパーでお菓子が欲しいって言うのは毎回のようにありますし、
子供がのど渇いたと言うから、私がお茶を入れると、子供は牛乳が飲みたい…
こんな感じです。
ちなみに、上記例の対処法は
昨日買ったばかりだから、また明日ね。や、今日買ったら来週まで買わないよ等
ごめん牛乳今ないからお茶で我慢してもらえる?や、そもそも何を飲むのかを先に聞く等
です。
イヤイヤ期がないのは性格?
おとなしい性格の子にイヤイヤ期がないというのはなんとなくありそうですが、少なくとも、筆者の娘はおとなしくないです。
むしろ、とってもやんちゃな娘です。
常に喋りっぱなしだし、家の中でも外でも走り回って、飛び回って、大声出して叫んだり、歌ったりしています。
なので、
イヤイヤ期がない=おとなしい性格
これは成り立たないということです。
イヤイヤ期がない子ってどのくらいいる?
各年齢の子を持つ親に聞いた「今うちの子はイヤイヤ期」の割合
(0歳~5歳児を持つ男性・女性を対象にインターネットで調査 n=9,250)
データ入手元: https://iya-iya.jp/report01/
親が感じる子供のイヤイヤ期の期間の上記グラフから考えると、ピークの数字が77.3%なので約2割強の子供がイヤイヤ期ではないと予想できます。
(これは早くイヤイヤ期を脱する子とイヤイヤ期の発動が遅い子を考慮していない数字ですので、あくまでも参考値としてみてください。)
無理やり抑え込んでいる?
筆者が娘たちを怒鳴りつけるなど恐怖で子供を抑えつける方法でイヤイヤを封じ込めるようなことはしておりません。
子供の要求に対してダメといった時に子供たちの方から反論することはありますし、
私がダメと言った後に子供たちが笑顔でいることは多いです。
恐怖で抑え込む教育方法ほど子供の心を傷つけることはないです。
全くの無意味で幼稚な方法なので、絶対にやるべきではないですね。
イヤイヤ期がない子に育てる方法
下記記事で述べている通り、早く言葉を身に着けることで、怒りのコントロールが身に付き、イヤイヤを軽減できます。
本記事は 子供が早くしゃべることのメリットってあるのかな? うちの2歳の子は怒ってばかり、原因は? 言葉の発達が早い子って何か特徴があるの?と思っている方に向けて書いております。筆者(たーみょん)には2[…]
なので最も効果的なのは言葉を早く覚えさせることです。
覚えさせるのにとても重要なことは、子供にたくさん話しかけることです。
詳細は下記記事にまとめておりますので、ご覧ください。筆者は下記記事の内容を実践して、娘たちが早くしゃべるようになりました。
この記事は◎ 疑問・3歳にもなるのにまだ2語文。うちの子言葉が遅いかな?・子供と早くおしゃべりがしたい。何をしたら良い?・赤ちゃんが産まれたばかり。早く喋るために今からできることは?と思っている方に向けて書いたものです。[…]
とはいえ、こんな意見↓を持っている方もいらっしゃいます。
保育園のママに
「娘ちゃんはおしゃべり上手だからイヤイヤ期、楽ですか?」って聞かれたんだけど泣きながら「~したいー!!」って言われても聞き取れないし
聞き取れたところで
それを叶えてあげても「ちがうー!」って怒られるし言葉が早いとか遅いとか
本気で意味ない。— てきとーももちゃん (@zuboramomochan) October 18, 2019
原因を考えてみると下記3つが挙げられます。
- 早く喋っていても意思の疎通ができていない。
- 自制心を司る前頭葉が未熟
- 子供が睡眠不足のため、前頭葉の働きが鈍っている。
1の場合は言葉の理解が未熟な可能性があります。継続で早く喋るための働きかけをすると良いです。
2の場合は下記前頭葉の鍛え方の記事を見て試すと良いです。
3の場合は寝かせましょう(笑)。
本記事では・幼児の子供を賢く頭のいい子に育てたい。どんな方法がある?・子供と一緒に遊びながら前頭葉を鍛える方法はないの?・イヤイヤ期の原因は前頭葉が未熟だからと聞いた。幼児期でもトレーニングできるかな?といった疑問に答えてお[…]
その他にも、誰でも出来るようなちょっとした心がけを紹介いたします。
過保護、過干渉をしない
脳科学の権威の茂木先生は
カリスマ性の高い人を前にすると、人々の前頭葉の遂行性回路の活動が低下することを示す研究がある。いわば、人々は、自分自身で判断して行動することをやめて、カリスマ性のある人に追随することを選択するのである。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) September 13, 2019
とおっしゃっております。
親が子供に何でもしてあげていると、子供は親をカリスマ的存在だと感じ、子供は思考停止します。
思考停止すると、怒りのコントロールもしている前頭葉の働きが鈍くなるので、発達が遅くなります。
故にイヤイヤ期を脱することが遅くなってしまいます。
反対に親が子供への手助け(過保護、過干渉)を控えめにして、子供自身に何でもやらせるようにすると、子供は自分で何でも考える様になり、前頭葉の発達が促進するので、イヤイヤ期が来ない、もしくは軽度で済むのです。
イヤイヤ期の対処法【筆者の実例】
イヤイヤ期がないとは言え、子供ですからわがままは言います。
そんなわがままに対して、筆者は可能な限り対応しています。
でも、甘やかしはしません。
私は、ダメなものはダメだと言うし、嫌なときも拒否します。
一見矛盾した文章ですが、子供のためになるようなわがままは出来るだけ聞いてあげよう、というスタンスです。
例えば、
絵本の中の世界だけしか知らない子供にはしたくないので、絵本の中に出てきた動物を見たいと言われれば、動物園や水族館に連れていきます。
また、公園などで思いっきり体を動かしてほしいので、出来るだけ外へもつれていくようにしています。
甘やかしに関しては、例えば、
子供の抱っこして、というのに対して私は、疲れたから嫌だと言ったり、
子供を抱っこしているときも、私は子供に疲れたから自分で歩いてと言ったり
と子供のわがままに親のわがままをぶつけて対応します。
わがままをぶつけずに、理由を簡単に説明したり、交換条件を付けたりすることも多いです。
でも、子供の寂しい気持ちのときに抱きしめてあげないのは心の発達に影響するので、
子供の心の状態を見ながら、甘えさせるときと、させないときのメリハリをつけるべきだと思っています。
ちなみに筆者は甘えさせのメリハリに、ちょっとだけ苦戦中です(笑)。
表情で伝える
叱るときや、子供にやってほしくないことが有るときには、嫌な顔をして表情で伝えるようにしています。
逆に嬉しいときなんかは満面の笑みです。
表情で伝えるのは、言葉を覚える前から使える一番子供に伝わる技です。
例えば、
ハイハイし始めて何でも触りたくなる時期に、コンセントを触ろうとしたとします。
しかも、よだれでべっとべとの手で。(ちなみに、濡れた手でコンセントを触るのはかなり危険)
触ろうとした瞬間に、ビックリした感じの声(怒鳴らない)とやめて欲しいという本気の表情で
「やめて!危ないよ!すっごく痛いよ!」
と言います。
言葉は未だわからない時期だとしても絶対に伝わります。
ちなみに筆者はこの方法で、子供がコンセントに触るなど危険な行為を阻止させることができています(ハイハイをし始めたころ)。
もしも笑顔でやめてと言っていたとしたら、絶対に子供に伝わりません。
むしろ、
「どんどん触って良いんだ、触ると母(父)は喜ぶんだ」
って捕らえられます。
だから、イヤイヤ期真っ只中の子供でも表情で伝えるのはかなり重要です。
イヤイヤ期は親の言葉が子供に伝わっていないことが原因ってことが多いです。
表情で絶対にダメなんだと伝わると、子供も理解出来てイヤイヤが治まりやすくなってきます。
親の気分で態度が変わるのはNG
親のあるあるですが、子供が同じことをしていても、ある時は「良いよ」って言ってたのに、ある時は「ダメ」って言うことありますよね。
完全に親の気分なので、子供は矛盾に気が付くとイヤイヤが強くなります。
表情で伝えてたとしても、良いとダメは一貫して使用しないと意味ないので注意ですね。
以上の感じで大体は納得してくれるか、我慢してくれることが多いです。
詳細やその他予防、対処方法は下記記事をご覧ください。
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まとめ
イヤイヤ期がないからと言って異常ということはない。
イヤイヤ期がない育て方は、子供に早く言葉を覚えさせることと、出来るだけ子供ができることは子供にやらせること。
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