この記事は、
・フェンシングの構え方を知りたい。
・構え方を教わったけど本当に正しいのかなぁ?
・フェンシングの基本を知りたい。
こんな風に思っている方へ向けて書いた記事です。
筆者(たーみょん)はフェンシングのコーチをする中で、教えていた子供たちが全国2連覇した経験があります。
また、私の手元を離れても数々の好成績を収めており、日本でも有数のトップクラスの選手を何人も輩出しております。
以上のことより、本記事の信憑性を高く持っていただけると思っております。
また、本記事はオリンピック金メダリストの選手のコメントを基に記載しておりますので、より信憑性が高くなっております。
フェンシングの構え方をオリンピック金メダリストが解説
↑この動画はとても分かりやすく解説している動画です。
英語で何言っているのかわからないという方のために、翻訳機に通した訳も解説と交えて記載していきます。
Fencing has been part of the Olympic movement since 1896: the first Olympics.
1896年最初のオリンピック以来、フェンシングはオリンピックムーブメントの一部となってきました。
Of course, many things have changed in sabre fencing.
もちろん、サーブルフェンシングでは多くのことが変わりました。
But one thing that still remains essential is the foot work.
しかし、依然として重要なことの一つは、足の働きです。
ARON SZILAGYI 2012 & 2016 OLYMPIC CHAMPION
ARON SZILAGYI 2012&2016オリンピックチャンピオン
Point!
オリンピック金メダリストが教えてくれます。
サーブルの選手で、サーブルを基に話していますが、エペ、フルーレでも構えやフットワークの重要性は共通です。
So the en garde position is your front foot facing your opponent.
それで、構え方は相手の方を向いているあなたの前足です。
The other one in the back is at a 90° from that.
後ろのもう一つはそれから90°です。
And you just move your front foot 1.5 or 2 feet long.
そして、あなたはちょうどあなたの前足を1.5または2フィート長く動かします。
So this is the en garde position.
それで、これが構え方です。
Point!
1.5から2フィートとは、肩幅かちょっと広いかくらいです。
And from this position you make your movements, like the step forward. One Two Three.
そしてこの位置から、あなたは前進するようにあなたの動きをします。一二三。
What is most important in attacking is the lunge.
攻撃で最も重要なのは突進です。
So it’s from the same position, the en garde position.
それで、それは同じ立場、構え方から来ました。
Foot lifting. And lunge.
足を持ち上げます。そして突進。
Point!
ファントを英語でlunge(ランジ)と言います。
(翻訳機では突進と訳されています。)
I personally think that 80% of the touches depend on the footwork.
個人的には、タッチの80%がフットワークに依存していると思います。
First, is the distance.
まず、距離です。
Point!
本サイトの中でも強くなるコツとして何度もフットワークの重要性を書いています。
金メダリストが解説すると筆者の書いていることが証明された気になります。
You habe to keep the distance if you retreat.
あなたが後退するならば、あなたは距離を保たなければなりません。
It’s also important in attacking.
攻撃においても重要です。
So you have to get in the distance so you can start or advance your attack.
それであなたはあなたが攻撃を始めるか、または進めることができるように距離を保たなければなりません。
You have to choose the right speed; not too fast and not too slow.
あなたは正しい速度を選ばなければなりません。速すぎず、遅すぎません。
So you don’t lose the opportunity to attack but you don’t advance too fast so the opponent won’t counter-attack or parry your attack.
それで、あなたは攻撃する機会を失うことはありませんが、あなたはあまり速く前進しないので相手はあなたの攻撃に対抗したり攻撃したりすることはありません。
You have a gap of time to attack.
あなたは攻撃する時間のギャップがあります。
A short gap of time when you are able to have the right of way and attack the opponent.
あなたが道の権利を持っていて相手を攻撃することができるときの短い時間のギャップ。
Point!
「The right of way」とは翻訳機では道の権利と訳されていますが、ここでは、攻撃権(優先権)と訳すのが適切でしょう。
ここからの話は、エペには関係ないですね。サーブルとフルーレには共通して言えることです。
We fight for the right of way.
私たちは道の権利のために戦います。
The right of way depends on many things including the footwork and of course including what you do with your sabre.
道の権利はフットワークを含むそしてもちろんあなたがあなたのサーベルで何をするかを含む多くのことに左右される。
But today, referees depend more on the footwork to check how you advance and retreat first and the they check what you have done with your arm and sabre.
しかし今日では、レフェリーはフットワークに頼ってあなたが最初に前進しそして後退する方法をチェックし、そして彼らはあなたがあなたの腕とサーベルで何をしたかをチェックします。
There are aggressive and defensive fencers.
攻撃的で防御的な剣士があります。
Aggressive fencers usually fight more for the right of way.
積極的な剣士は通常道の権利のためにより多くを戦う。
So, they want to attack more.
だから、彼らはもっと攻撃したいのです。
So they advance from the beginning, from the prets, allez.
それで彼らは初めから、プレ、アレから前進します。
Defending fencers usually let the others have the right of way and wait for their mistakes.
防御剣士は通常他の人に道の権利を持たせ、彼らの過ちを待つ。
And make second intentions to provoke the opponent to make a mistake.
そして、相手を間違えさせるように2度目の意図を立てます。
And then make a counteraction.
それから反作用をしなさい。
Ihope you guys enjoyed this video and learned something from it.
皆さんがこのビデオを楽しんで、それから何かを学んだことを願っています。
And I hope to see you on the piste.
そしてゲレンデでお会いしましょう。
補足説明
上記説明では足りない部分や筆者独自の考えを下記の通り解説いたします。
足の構え
動画では、構えの足は90°と述べられていますが、それより少しだけ鋭角(90°より小)になっても良いです。
前足は真っ直ぐ相手の方へ向けると良いのですが、後ろの足は少しだけつま先を前に向けるということです。
走るときの基本はつま先で地面を蹴ります。
フェンシングでも一緒です。
アタック時につま先で蹴ることを考えると、後ろ足のつま先を少し前に向けるのが理にかなっています。
また、最初の足を広げる前にかかと同士をくっつけていましたが、後ろ足の位置をもう少し右側(左利きは左側)に動かした位置でも良いです。
前足のかかとと後ろ足の土踏まずかつま先あたりをくっつけるということです。
これは選手一人ひとり違うかもしれませんが、
構えた状態やファントの状態をキープしているときに、他の人が胸や背中を軽く押してみてください。
これでふらつくようなら足の位置が良くないです。
ふらつかない位置に修正して、自分にとってベストな足の位置を見つけだすと良いでしょう。
手の構え
手の構えに関しては述べられていませんが、動画を見るとなんとなくわかると思います。
(剣を持ってないし、ちょっとラフな構え方なので、分かりにくい??)
剣を持つ手は、剣を立てて(←サーブルの場合。フルーレ、エペは剣先を相手に向けて)、手は軽く曲げたような形です。
もう一方の手は軽く上げて曲げた状態です。
後ろの(剣を持っていない)手を振り下げることで反動が得られ、アタックに勢いをつけます。(動画の見本ではちゃんとしてませんでしたが…)
走るときに手の振りも重要な要素であることと一緒です。
フットワーク
上記動画では、速すぎる前進はしないように述べられています。
ここで言う前進はアタック以外の前進のことですね。
現役時代の太田選手のオリンピック決勝の試合でも、速すぎる前進で何度か点を取られてますね。
焦るとやってしまいがちですけど、速すぎる前進はやられやすいので注意ですね。
また、相手へのミスを誘発させることも述べられていますね。
フットワークを駆使して相手のミスを誘うのは難しいですが、頑張って練習してみてください。
まとめ
構えは基本中の基本。
最初は教えに忠実になってしっかりと身につけましょう。
フットワークは最も普遍的で重要です。
なので、最も重点的に練習すべきです。
この記事は、 ◎ 疑問 ・フェンシングで強くなるには?・上手くなるためのコツやヒント、技を教えて?・最近技が決まらない。スランプです。どうやったら技が決まる?こんな疑問を持った人に向けて書いた記事です。先に言って[…]