・出来るだけお金をかけずに教育したい。
・効果のある家庭学習をさせてあげたい。
って思っている方に向けて本記事を書きました。
塾や幼児教室へ通うには、送り迎えが大変でお金もかかります。
なので、家庭学習をって考える方も多いですよね。
筆者もその一人で、執筆時現在3歳と6歳の娘がいるのですが、2人とも2歳ごろからゆる~く家庭学習に励んでいます。
家庭学習を始めた当初、筆者は勉強をすればするほど子供は賢くなるんだ、って思っていました。
でも、色んな研究や論文、専門書で調べていると、勉強よりも大切なことがあるんだと分かったので、ここで紹介いたします。
その大切なこととは、「非認知能力を伸ばすこと」です。
ということで、詳細内容や、具体的な方法の紹介をしていきます。
幼児家庭学習の影響が40歳まで続く方法【学力重視は古い】
幼児の家庭学習を頑張ろうとする親の多くは、勉強に力を入れがちです。
ですが、幼児期に勉強を頑張ったところで、小学校に入るころにはみんな横並び。
全く意味をなさないので、小学校に入ってから頑張るので十分です。
その代わり、勉強以外の能力を伸ばす教育を頑張りましょう↓。
幼児家庭学習で伸ばすべき能力
勉強以外で重要な能力とは、「非認知能力」です。
幼児期は特に非認知能力を伸ばすことが重要。
ここで、認知能力とは学力やIQのこと。
なので、非認知能力とは、学力やIQ以外のこと。
たとえば、コミュニケーション能力や最後までやり遂げる力、誠実性、忍耐力など。
こういった非認知能力を幼児期の2年間だけ伸ばす教育をしたところ、幼児期の教育を受けなかった子と比べて、良い影響が出たって研究があります。
その影響とは、収入UPや犯罪の抑制。
何で、収入や犯罪の話?
研究では、勉強ではなく、非認知能力が効果を発揮し、大人になっても幼児期の教育が良い影響を与えたと結論付けられています。
参考:The High/Scope Perry Preschool Study Through Age 40
非認知能力を伸ばす方法
非認知能力を伸ばすのは勉強程単純ではありません。
非認知能力自体かなり幅広い能力を指しているので、より複雑です。
たとえば、単純に非認知能力の一つである誠実性だけを伸ばしてもダメ。
色んな能力を総合的に伸ばすから良いのです。
では、どのようにして伸ばせばよいのか?
上記研究で行っていた教育方法を参考にしてみましょう。
その教育方法とは、「体験を通してコミュニケーションをとりながらのアクティブラーニング」。
アクティブラーニングってのは、能動的学習のことで、自分で考え、調べ、時には仲間と切磋琢磨しながら答えを導き出す学習法です。
他の論文では、「音楽、スポーツ、芸術」の体験が非認知能力を伸ばす、とも言われています。
でも、ネタがすぐ切れちゃうのよね。
いくつか家庭学習の例を紹介するね。
非認知能力を伸ばす例
筆者が行っている例をいくつか紹介します。
音楽やスポーツに関してはあんまり良い例が思いつきませんでした。
筆者の娘はピアノを習っているので、普通にいつもピアノの練習をしています。
それと、太鼓のおもちゃがあるので、音楽ならしながら太鼓叩いているくらいかな。
スポーツに関しては、ボール投げたり、鬼ごっこしたりっていうありきたりなものです。
「体験をしながらアクティブラーニング」と「芸術」に関して次↓紹介していきます。
自然体験でアクティブラーニング
あんまり難しく考える必要はなくて、自然体験をしながら、疑問に思ったことを子供に投げかけて、一緒に考えながら行動していけばOK。
例えば、季節ごとに、「花や昆虫はどんなのがいるかな?」って聞いてみるのがいいですね。
図鑑を活用して調べても良いですが、まずは、「じゃあ一緒に探しに行こう」って出来るだけ外へ出かけましょう。
近くの公園などで探してみるといいですが、昆虫だとなかなか見つからなかったり、見つけてもすぐに捕まえられなくて悔しい思いをしたり…です。
そんなときには子供と一緒にどうやって捕まえたら良いのか話し合ってみましょう。
筆者は実際に仕掛けを作ってコオロギを捕まえてみたのですが、それ以上にナメクジやゴミムシなど不快な生き物も捕獲してしまいました。
でも、そういうのも経験。
最初、ゴミムシを見て、何これ?ってなって、子供と一緒に図鑑を見て調べて、初めて分かったので、本当にいい経験ができました。
他にも、お店で花や昆虫を購入して育ててみるってのも良いです。
育てながら、色んなトラブルがあって、そのたびに一緒に考えられます。
色んな経験から学び、考え、次に生かす。
芸術
芸術って言うと、筆者はとっさに思いついたのは絵ですね。
お絵描きを楽しめばOK。
もっとひねりなさいよ。
筆者が良く楽しんでいるのは「料理」です。
なんだかんだで料理って「アート」ですよね。
パン生地で色んなキャラクターの形を作ったり、チョコでお絵描きしたり↓。
先日は、妻の誕生日ケーキを娘たちにデコレーションしてもらいました。
チョコペンアートしたり、リンゴでバラを作ったり、果物で飾りつけしたり。
料理以外だと、工作もします。
筆者が良く使うのはこのサイト→クリエイティブパーク。
幼児の子供でも出来るものもたくさんあって、各種イベントの飾りつけ製作にかなり良いです。
無料サイトの活用
実験や工作、塗り絵、折り紙のやり方を紹介しているサイトが無料でいっぱいあります。
そういうのを活用していくと良いです。
別記事にまとめたので、ご覧ください。
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通信教育の活用
そういう時は、有料の教材を使うのが一番楽だね。
ということで、通信教育の教材の活用もおすすめ。通信教育の教材は豊富で勉強だけしかないものは少なく、自然体験や芸術の体験をするきっかけが得られやすいです。
とはいえ、通信教育の教材に頼りすぎて子供一人で学習するってならないように注意。
一人で学習すると、非認知能力を伸ばすのは難しいですから。
出来るだけ、親が休みの日だけでも非認知能力を伸ばすように、相手をしてあげるといいですね。
おすすめの通信教育教材は下記記事にまとめましたので、ご覧ください。
本記事では、幼児通信教育の人気4社の教材を徹底的に比較し、おすすめ順にランキングしました。また、人気4社以外の通信教育もあわせて10社を目的別にランキングもしています。ラミたん家庭学習でもちゃんと効果を発揮する幼児教[…]
まとめ
幼児家庭学習で伸ばすべきは学力ではありません。
非認知能力を伸ばすことです。
そうすることで、大人になっても良い影響が得られます。
非認知能力を伸ばすためには
- 体験学習
- コミュニケーション
- アクティブラーニング
- 音楽
- 芸術
- スポーツ
が大切です。
ネタ切れしそうなときは、無料サイトや通信教育教材の活用をおすすめします。
本記事では、幼児通信教育の人気4社の教材を徹底的に比較し、おすすめ順にランキングしました。また、人気4社以外の通信教育もあわせて10社を目的別にランキングもしています。ラミたん家庭学習でもちゃんと効果を発揮する幼児教[…]