・プログラミング教室へ行っても意味ないでしょ。
・プログラミング教育を批判している人もいるけど実際どうなの?
って思っている方に向けて本記事を書きました。
プログラミング教育は子供の学力を伸ばすためだけではありません。
子供の学力以外の能力も伸ばすためです。
関連記事:>> 小学校プログラミング教育のねらい【子供にメリットしかない理由】
そして今、子供たちがプログラミングの技術を身に付けたところで、全く意味がないです。
なぜなら、子供たちが大人になるころにはAIの開発も進み、今学んでいる知識が全く生かされない可能性が高いから。
そもそも、学力よりも非認知能力の方が将来の年収UPなど良い影響を与えます。
関連記事:>> 早生まれのデメリット対策から学ぶ教育方法
ここで、非認知能力とは、学力以外の能力のことで、最後まで粘り強くやり抜く力や忍耐力、コミュニケーション能力、誠実性などのこと。
また、プログラミングを学ぶことで、粘り強くやり抜く力や忍耐力、課題解決能力、創造力などが身に付くと言われています。
関連記事:>> プログラミング教室の効果【3つの論文と25団体、3人の有識者の意見】
なので、プログラミング教育は、プログラミング「を」学ぶのではなく、プログラミング「で」成長するということに注意してください。
まぁ、要するに、プログラミング教育を批判する人は本質を全く理解していないということなんです。
詳細を書いていきます↓。
プログラミング教育のねらい
まずは、プログラミング教育のねらいを簡単に紹介します。
プログラミング教育のねらいは下記3つです。
- 身近な生活でコンピュータが活用されていることや、問題の解決には必要な手順があることに気付くこと。
- 発達の段階に即して、「プログラミング的思考」を育成すること。
- 発達の段階に即して、コンピュータの働きを、よりよい人生や社会づくりに生かそうとする態度を身に付けること。
また、他者と協働しながらねばり強くやり抜く態度の育成、著作権等の自他の権利を尊重したり、情報セキュリティの確保に留意したりするといった、情報モラルの育成なども重要。
詳しくは下記記事をご覧ください。
関連記事:>> 小学校プログラミング教育のねらい【子供にメリットしかない理由】
ちなみに、IT人材不足の解消はねらっていません。
国の偉い人達はIT人材不足解消をねらっているかもしれませんが、教育の現場やプログラミング教育を推し進めた有識者の方々は「子供の将来にも生かせる能力UP」を狙っています。
ということで、プログラミング技術の習得を子供たちにさせようとしてないってことがわかるかと思います。
プログラミング学習の効果
プログラミングを学習することによって、得られる効果は、
- 課題解決能力
- 創造力
- 学習意欲
- 試行錯誤する忍耐力
などが向上するということです。
詳しくは下記記事をご覧ください。
関連記事:>> プログラミング教室の効果【3つの論文と25団体、3人の有識者の意見】
プログラミング教育は必要ないって意見
プログラミング教育は、必要ない、意味ない、無駄だって言っている人は一定数います。
でも、そのように言っている人のほとんどは、プログラミング教育の目的、ねらいを理解していないがために、いい加減に言ってしまっているって状態です。
ここでは、なぜ必要ないって言っているのかを紹介していきます。
子供の将来はAIの発展でプログラミング不要になるから
昨今の技術革新は目まぐるしく、子供たちが大人になるころには、今現在存在する職業の半分くらいがなくなると言われています。
プログラミングもAIの発展で自動化されていくのは確実。
だから、プログラミングを子供たちが学んでも意味がない。
って意見ですね。
プログラミング「を」学び技術を習得するという目的であればおっしゃる通りってなるんですけどね。
プログラミング「で」将来に役立つ能力を育むために教育します。
技術革新の発展と共に、知識や学力、プログラミング技術の価値は年々下がってきている中、今必要なのは、最後までやり遂げる粘り強さなどの非認知能力です。
もちろん、プログラミング以外で非認知能力を伸ばすことはできますが、プログラミング「も」利用して非認知能力を伸ばすことは大切。
一つの方法だけに頼るよりも、多種多様な方法を用いる方が、子供たちの適正の発見につながりますからね。
プログラミング技術の習得が目的ではないから
IT関連の人材が不足しているため、プログラミング教育で将来の人材確保が最優先の目的なんだから、プログラミング技術を習得しない意味が分からない。
って意見ですね。
残念ながら人材確保は最優先ではありません。
ついでに確保できればいいな、くらいのレベルと思っていいくらい。
子供の能力を育むための一つの教育方法でしかありません。
プログラミングという科目がないから
プログラミングの専門知識をしっかりと身に付けるべきでしょ。
って意見ですね。
上の意見と同じですね。
専門知識を身に付けるためのプログラミング教育ではありません。
指導体制が十分に整っていないから
現状、全ての先生がプログラミングをしっかり教えられるレベルではないし、PCだって足りていない学校がたくさんある。
って意見ですね。
プログラミングのハードルがめちゃくちゃ高いと思っているから、そんな意見が出るんです。
プログラミング教育で学ぶ内容はとても簡単。
論理的思考ができない先生じゃない限り誰でも教えられます。
例えば、正方形を描くのに
- 直線10cmを描く
- 右へ90度向きを変える
- 上記4回繰り返す。
という命令を書く必要がありますが、先生に求められるのはこの程度ができればOKのレベルです。
逆に言うと、それ位できないなら先生を辞めるべきってくらい簡単なことしかしないんで、先生のレベル云々ってのは問題にならない。
それと、PCの台数についてですが、今は一人一台端末を整備するというGIGAスクール構想があるので、心配する必要はありません。
子供たちの学ぶことが多すぎるから
ただでさえ子供たちの学習量が多いのに、プログラミング教育を追加して、どれだけ苦労させる気だ。しかも難しそうなプログラミングって…。落ちこぼれが増えるのでは?
って意見ですね。
プログラミング教育は学び方の一つであって、学ぶことを増やすわけではありません。
それに、プログラミングで学ぶことによって、理解度が上がる子も中にはいます。
一つの学び方にこだわるよりも、多種多様な学び方をすることの方が子供の可能性を引き出せますよね。
プログラミング的思考はコンピューターなしでも出来るから
プログラミング的思考って言っても、結局は論理的に考えられるか否かってことでしょ。だったらコンピューター使わなくてもいいよね?
って意見ですね。
たしかにコンピューターはなくてもいいです。
特に低学年の子供達は教えるのも大変そうですよね。
だから、最初のころはパズルやめいろなんかでもOK。
論理的に考えるような問題を解いて、どんどん頭を使っていけば、後からでもすぐにプログラミング的思考が出来る様になります。
でも、高学年くらいなら、コンピューター使える子も多くなり、先生も子供たちに教えやすくなります。
そしたら、コンピューターを使って学ぶ方が便利になってきますね。
先生に採点してもらわなくても、コンピューターが結果を表してくれるので、子供だけでも次へ進められますから。
それに、使い方がわかってきたら、課題解決が早くなります。
コンピューターのいいところって、繰り返し作業を一瞬でやってくれることですよね。
例えば、正方形を描くのだったらあまり恩恵は得られないかもしれませんが、正12角形を描くって課題だったら、手書きよりも簡単になりますよね。
そんな感じで、コンピューターのいいところを知り、どんな場面でコンピューターが活躍できるのか、ってのも身に染みて理解するようになります。
まとめ
プログラミング教育は、将来に生かすことのできる能力を育む教育方法です。
なので、プログラミング技術を学ぶことが目的ではありません。
子供たちの将来の活躍という目的を果たすための一つの手段なんです。
これからますます発展するAIの影響で今存在する職業の半分以上がなくなると言われています。
子供たちが将来、AIに使われる側になるのではなく、AIを使う側になるために、今親ができることは何でしょうか?
知識を詰め込むことよりも、様々な経験を通して学力以外の能力「非認知能力」を育んであげることが大切ですね。
その方法の一つとしてプログラミングはとても有効な手段です。
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