・4月生まれだし、ぷちを先取りした方が子供のためだよね。
・脳の発達が急激な1歳児のためには先取り必須でしょ。
って思っている方に向けて本記事を書きました。
3歳までの脳は発達が早く、環境に影響されやすいので最も大切な時期だと言われています。
だから、こどもちゃれんじで子供に刺激を与えよう、と考えるのは正しい選択です。
言葉や指先を使った遊びをする教材が毎月届くのですから。
でも、1年早めての受講に意味はありません。
110万人のデータをもとに、なぜ意味がないのかを紹介していきます。
また、その理由を知ってもなお先取り受講したいというのであれば、こうするのがいいよねって内容もあるので、ご覧ください↓。
こどもちゃれんじぷちの先取り意味ない理由【110万人のデータ】
1歳になったばかりの子が一つ上の学年の内容である「ぷち」を受講すると無駄になってしまう理由は下記3つあります。
- 休会が必要になるから。
- 子供の能力に合っていないから。
- 1学年上の子には追いつけないから。
詳細を書いていきます。
休会が必要になるから。
1年先取りをすると、どこかでしわ寄せが来て、元の学年の教材に合わせたくなる時期が必ず来ます。
そうすると、一度受けた内容の教材がもう一度来ることになるんですよね。
色々無駄になっちゃう。
まぁ、普通に考えればわかることなので、次いきます↓。
子供の能力に合っていないから。
同じことをしたとしても一つ上の学年の子と同じ効果が得られない。
特に1歳児の時期ってかなり大きくて1か月でも劇的に変わりますよね。
つい先日まで歩けもしなかったのに今はもう走ってるってことや、単語すら発しなかったのにもう2語文ってこと。
だから、「ぷち」を先取りしたところで、歩けもしない子に走って遊ぼうって言っているようなもの。
出来ないものはできない。無理をしているに過ぎない。
子供の能力に見合った働きかけをしてあげるべきです。
実際にレベルに見合ってない教育を受けがちなのは、早生まれの子です。
なので、早生まれの子供に関しての研究データを見てみましょう↓。
1学年上の子には追い付かないから
才能のある子供は早い段階から1学年以上上の子のレベルに到達するでしょう。
でも、極々小数です。
圧倒的大多数は1学年上の子には追い付けません。
早生まれだったら、同学年の遅生まれの子にすら追い付けない。
そんな研究データがあります↓。
Month-of-Birth Effects on Skills and Skill Formation
上図では、月齢と数学のテストのスコアの関係を示しています。
小中学生約110万人のデータから得られたものです。
図を見ると、見事に右肩上がり。
つまり、同じ勉強をしていたとしても、早生まれは遅生まれの子に追いつけないってこと。
能力的に準備ができていない状態で勉強を始めても理解が追いつかない。
ということは、早生まれよりもさらに月齢が若い子が先取り学習したところで効果は激減ってことですよね。
それに、大切な能力も育めなくなってしまうかもしれません。
1年先取りのデメリット
子供は難しいことをするのは嫌いです。
でも、ちょっと難しいことをするのは好き。
1歳くらいの子だと、何でも自分でしたいといい始めるくらいの時期ですよね。
例えば、ご飯を自分で食べようとしたり、おもちゃを箱に入れようとしたり。
でも、上手くできなくてもうイヤ!!ってなったことありませんか?
これが何度も続けば、自らやろうとすることはありません。
でも、何度か成功体験を積み重ねていくと他のことでも挑戦するような子になっていきます。
こどもちゃれんじを先取りするってことは、子供の失敗体験を増やしてしまうということ。
でも、ここで言いたいのは、失敗が失敗のまま終わってしまうってこと。
もちろん、失敗から学び、成功へつなげられるのであれば、問題ありません。
でも、先取りするということは、
「失敗→できない→もうイヤ!」
という流れで、子供の自信を失わせることにつながります。
だから、何をするにも、「自分は挑戦しても、どうせ上手くいかない」って思うようになります。
こういう状態は、自己効力感が低い状態といえます。
自己効力感というのは、一つの目標に対して自分は達成できるだけの力があるかどうかの自身の判断のこと。
つまり、自己効力感が高いと何事にも挑戦するような子になるということです。
上で紹介した論文では、早生まれの子は同学年の子よりも自己効力感が低いという結果が出ています。
ついでに言うと、遅生まれの子は早生まれの子よりも将来の年収が約4%多いという結果です。
こどもちゃれんじを先取りするというのは、早生まれの子と同じ状態を作り出そうとしています。
どうしても先取りさせたいのなら
4月や5月生まれくらいとなると、どうしても「ぷち」の内容が魅力的に感じ、1年早めて受講してもいいんじゃないかと思いますよね。
でも、上記の通り、早めるのは良くない。
でもでも、より良い刺激を与えてあげたい。
そんなときは、先取りしてもいいんじゃないですかね。
でも、1年ではない。
半年です。
こどもちゃれんじの教材の内容は9月生まれを対象にしています。
まぁ、当たり前ですけど年度の真ん中ってこと。
ということは、4月生まれの子が「ぷち」を先取りしてちょうど良いのは9月です。
なので、普通にぷちを受講するけど、半年ため込んでから順に教材で遊び学ぶって方法がベスト。
それでも子供の成長の度合いによっては合わないこともあります。
そんなときには、様子を見つつ早めたり遅らせたりすべきですね。
早く受講するうえで気を付けることは、自己効力感を伸ばす意識をしようってこと。
つまり、成功体験を増やしてあげるってこと。
子供ができることをやらせるだけでなく、ちょっとだけ難しいことにも挑戦させてあげるといいですね。
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まとめ
こどもちゃれんじぷちの1年先取り受講は無意味で、むしろ逆効果になることもあります。
それでも、先取りしたい場合は、自己効力感を意識しながら、子供のレベルに応じた内容から順に挑戦させることが大切です。
ちなみに、ぷちを早めに申し込むと、4月の教材の一部が先行で届けられます。
1歳の誕生月5日までに申し込めば、お誕生日特別号も一緒に購入できて、子供の誕生日プレゼントとすることも可。
早めの申し込みが何かと特典があってお得になるので、おすすめです。
下記ボタンから公式ページへ移動できるのでご利用ください↓。
無料で体験教材(ぷちの場合)がもらえるので、まずは資料請求からがおすすめです。
(ベビーは体験教材がないけど期間限定の豪華プレゼントあり)

ベビーを受講しようと思う方は、こちらの記事もご覧ください↓。
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