を本記事では記載しております。
すてっぷのエデュトイ「いきものかんさつゴー」は子供の非認知能力を伸ばすきっかけを与えてくれる、とても良い教材です。
非認知能力とは、認知能力ではない能力のことで、
認知能力とは、学力やIQ(知能指数)など数字で表せる能力のこと。
つまり、非認知能力は、数値で表せない能力のことで、コミュニケーション能力や最後までやり遂げる忍耐力、チャレンジ精神などが当てはまります。
そして、非認知能力を伸ばすことで将来、犯罪率低下、収入増などといった効果が期待できるんです。
参考:The High/Scope Perry Preschool Study Through Age 40
しかも、幼児期だけの教育で大人になっても効果が持続。
そんな非認知能力を伸ばすためにはどうしたら良いのか?
それは、いきものかんさつゴーがきっかけを与えてくれます。
身の回りの動物や虫の鳴き声、特徴などを聞くことができて、子供の興味を引き出すのに最適。
ということで、詳細を説明していきますが、ちょっとその前に注意点。
筆者の娘がすてっぷのいきものかんさつゴーを手にしたのは2019年8月なので、本記事内の写真や詳細な使い方に関しては2019年の内容です。
ですが、基本的な機能や特徴は変わらないので、2019年バージョンのいきものかんさつナビで紹介いたします。
ちなみに、いきものかんさつゴーの単品購入は中古でも良ければメルカリで入手が可能なときもあります→>>メルカリで探す
こどもちゃれんじすてっぷで非認知能力を伸ばす方法【いきものかんさつゴーが要】
公式の「いきものかんさつゴー」の紹介動画はこんな感じ↓。
いきものかんさつゴーの使い方
2019年版はこんな感じ↓。
カードは全部で30枚。
虫や蝶、鳥、カエルなど、色々な生き物の写真と名前が書いてあります。
2020年版ではコアラやキリン、ペンギン、シマウマなどの動物も加えられ、身近な生き物や動物園で見られる動物など多種多様です。
裏面にはその生き物の特徴が書かれています。
7月号から9月号で全30枚のカードを分割してもらえるので、じらされている感じですね…(笑)。
カードは本体の後ろに収納できるので、散らからない…はず。
それで、使い方なんですが、カードを本体に差し込んで↑、むしめがねボタンを押します↓。
そうすると、差し込んだカードの生き物に関する特徴や鳴き声などを聞くことができます。
2020年版はカードがもう少し指しやすくなっていて、カードを曲げちゃう、なんてことが減る設計です。
また、カードを取り外して「?」ボタンを押すとクイズが出題されます。
その答えのカードを差し込むと正解か否かがわかるという遊びも可。
2人以上でカルタのような遊び方もできます。
いきものかんさつゴーで非認知能力を伸ばす方法
非認知能力のかけらも見えてこないわ。
いきものかんさつゴーでは、身近な生き物が多いですよね。
それで、色んな特徴や鳴き声なんかも聞けて、子供は興味がわいて実物を見たがります。
興味をもって外に出る。
外に出て、実物を見るために色んな体験をする。
体験をすることで、知識以外の色んな能力を伸ばすことができます。
体験をせずにいきものかんさつゴーで遊んでいるだけでは、知識を増やすだけにすぎません。
つまり、認知能力を伸ばして、非認知能力を伸ばさないってこと。
ちなみに認知能力を幼児期に伸ばしたとしても、小学校入ってしばらくすると、認知能力を伸ばした子も伸ばしていなかった子も横並び。
だけど、非認知能力を伸ばした子は大人まで影響あり(犯罪率減、収入増など)。
ということで、いきものかんさつゴーで子供が生き物に興味を持ったら、実物を見に外へ出かけましょう。
生き物観察体験で伸ばせる能力
でも、やってみると分かるんだけど、体験するって言葉ほど単純じゃないんだよ。
ちょっと筆者が考えてみただけでも、伸ばせる能力(非認知能力)は以下の8つ挙げられます。
- 好奇心・興味・関心
- 観察力
- 学習意欲
- コミュニケーション能力
- 忍耐力
- 創造・想像力
- 問題解決能力
- チャレンジ精神
たとえば、いきものかんさつゴーでダンゴムシに興味関心をもって好奇心が芽生えたとします。
- 実際に外へ出て、ダンゴムシを観察し、カードに書いてある通りに丸まるのかとか、雄雌の違いは本当に見分けがつくのかとか確認できる。
そして、学習意欲が高まり、さらに調べてみる。 - 学んだ内容を親や兄弟、友達にも話してコミュニケーションをとる。
- もし、興味を持った生き物がすぐに見つからなければ、見つかるまで辛抱強く探し続ける(忍耐力)。
時には、仕掛けを作って捕まえるかもしれません(創造力、問題解決能力)。 - どうしても捕まえられないときは誰かに相談するかもしれません(コミュニケーション)。
- そうやって得られた結果に満足して、次の興味関心、好奇心、チャレンジ精神に影響を及ぼします。
ここまでのことは、なかなかやらないかもしれませんが、親がちょっと声掛けをするだけで、もっと中身の濃い体験だって出来るはずです。
もちろん上記全てのことを実行させようと躍起になる必要もありません。
一部でいいんです。
そもそも、最初の興味関心すら抱かない場合だって十分にあります。
そんなときには、外で聞こえる虫の鳴き声を聞いて「この鳴き声は何て名前の虫だろう」って聞いたり、飛んでいる蝶を見て「何て名前の蝶だろう」って聞いたりするだけでもいい。
興味を示さないのであれば、親が一人で虫を捕まえてもいいんです。
親が何か楽しそうにしていたら、子供が寄ってきて興味を示すこともあるんですから。
興味を示した瞬間に、話を膨らませ、子供に問いかけ、考えさせたり、知識を与えたりしつつコミュニケーションを楽しむのがいいですよね。
こういうきっかけを作ることで、子供の体験学習の幅が広がります。
図鑑じゃダメなんですか?
でもでも、筆者の娘はいきものかんさつゴーで生き物に興味津々です。
たぶん、図鑑だとパラパラと写真を眺めるだけってのが多くなってしまいがちだけど、いきものかんさつゴーだと、興味を引き出す工夫が違うからかな。
いきものかんさつゴーって、カードの絵を見て、特徴や声が気になり、カードを入れてボタンを押して、解説聞いたり、鳴き声聞いたり、って感じ。
だから、「疑問→解決」って構図が成り立つんですよね。
で、疑問→解決を繰り返しているうちに、新たな疑問が発生して、興味関心につながる。
だから、いきものかんさつゴーは体験学習のきっかけになり、体験学習をすることで非認知能力が伸びると筆者は考えてます。
体験活動の意義(国の見解)
文部科学省は体験活動の教育的意義として、以下8つを挙げております。
- 現実の世界や生活などへの興味・関心、意欲の向上
- 問題発見や問題解決能力の育成
- 思考や理解の基盤づくり
- 教科等の「知」の総合化と実践化
- 自己との出会いと成就感や自尊感情の獲得
- 社会性や共に生きる力の育成
- 豊かな人間性や価値観の形成
- 基礎的な体力や心身の健康の保持増進
また、上記文科省のページには、「自然体験の多い子供程、道徳観・正義感がある」、「自然体験の後、勉強のやる気が増える」ということも書かれていました。
国も推奨するほど重要な体験活動、いきものかんさつゴーをきっかけとして積極的に取り入れてみると良いですね。
体験活動の例
筆者が行った体験活動をちょこっとご紹介いたします。
筆者の家の庭ではコオロギが盛んに鳴いています。
実際にいきものかんさつゴーで鳴き声を聞き比べてみると、見事に同じ鳴き声…とはならず、微妙に違う(-_-;)。
でも、似てるから種類が違うのかなと子供と話しながら、実際に捕まえてみようということになりました。
でも、実際に捕まえようと思うと草の影に隠れて、声は聞こえど姿は見えぬって状態。
ということで、罠を仕掛けて捕まえることにしました。
罠は単純↓。
ペットボトルの上部を切り取って逆さにはめ込みテープでとめるだけ。
中に金魚の餌を入れて、コオロギの鳴き声が聞こえる場所の近くに置きました。
すると、小さなコオロギが2匹と大量のナメクジ、ゴミムシが…。
娘と一緒に図鑑で調べた感じだと、家の周りにいるコオロギの種類はタンボコオロギなのかな?って感じでした。
昆虫採集だけでなく、近くの河原で花やススキも取ってきてます↓。
ススキは、ほうきみたいにしてめっちゃ長い間遊んでましたし、彼岸花は珍しい形の花なので、なんか嬉しそうにして持っていました。
ちなみに、彼岸花には毒があって、間違って口に入れるとお腹壊すみたいなんで注意です。
以上、参考になれば幸いです。
まとめ
いきものかんさつゴーは幼児期に最も重要な非認知能力を伸ばすきっかけを与えてくれます。
いきものかんさつゴーで芽生えた子供の興味関心を大切にし、体験活動を積極的に行うことが大切です。

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