Z会幼児コース年少【知能と非認知能力を育む理由】

・Z会の年少向け教材はどんな感じなのかな?
・Z会は難しいってイメージあるけど本当かな?
・Z会の「ぺあぜっと」ってめんどくさいって聞くけど…。

って思っている方に向けて本記事を書いてます。

Z会の幼児コース年少は子供にとって簡単な内容です。
筆者の早生まれの年少の娘に問題を解かせてみましたが、簡単にすらすらと解いていました。

ただ、親にとっては難しい教材…。
難しいという表現よりもめんどくさいって言った方がいいかも。

でも、そのめんどくさいことを頑張ると子供の能力がUPすることは間違いない教材です。
しかも、幼児教育に最も重要と言われている非認知能力を育むような内容になっています。
非認知能力は色々ありますが、Z会の幼児コース年少では以下の項目を育むような内容です。

  • 思考力
  • コミュニケーション
  • 好奇心
  • チャレンジ精神

非認知能力に関する詳細は下記記事をご覧ください。
関連記事:>>Z会幼児コースのあと伸びする理由【その後の影響を研究から説明】

それでは、教材の例題を紹介しつつ、上記内容の詳細を説明していきます。

Z会幼児コース年少【知能と非認知能力を育む理由】

年少向けの教材を紹介しつつ、解説していきます。
Z会の幼児コース年少に入会すると毎月送られてくるのは以下の教材です。

  • いっしょにおでかけブック
  • 考える力ワーク
  • ぺあぜっと
  • ぺあぜっとi (親用)

ちなみに年中以降で提出課題があります。

それでは、一つずつ説明していきます。

いっしょにおでかけブック

お出かけ時にも持ち歩けるような薄くて小さめの絵本が付いています。
ページ数は16ページで毎月1冊届けらる。

まぁ、普通の絵本だったらここまでで解説おしまいってなるんですけど、普通じゃないです。

絵本の中に色々質問が書かれています。
だから、読み手がどういう質問をしたら良いのかがわかるんです。

 
ラミたん
…質問とかどうでもいいでしょ。
ワークさえやっときゃ十分よ!
 
たーみょん
そう思うかもしれないけど、実はめちゃくちゃ重要。

絵本の読み聞かせをしていると、子供は受け身になりがちですよね。
でも、読み手が質問すると、子供は自分の言葉で回答するためにちゃんと考えます。
そして、親とのコミュニケーションをとる。

読み聞かせ時に質問をすると、子供のIQ(知能指数)が上がるって研究結果出てるんですけど、詳細は下記記事に書いてますんで、ご覧ください。
関連記事:>>絵本の読み聞かせの効果を示す論文【賢い子に育てる読み方とは?】

それと、コミュニケーションって非認知能力の一つですから、いろんな面で重要ってのがわかるかと思います。

考える力ワーク

毎月1冊届き、問題は全部で24回分の分量。
1回あたりのページ数は1~2ページです。

考える力ワークでは以下の内容が学べます。

ワークの内容

  • 言葉
    平仮名を読む、語彙力向上、運筆など
  • 数・形・論理
    数の理解、図形、比較など
  • 生活・自立
    着替えや片付けなどの生活面での自立を促す。
  • 自然・環境
    生き物の特徴など
  • 表現・身体活動
    表現力などを養う

基本的には文字が読めないこと前提で問題が作られています。
具体的な問題の例をいくつか挙げると以下の通り。

ワークの「論理」問題例

上の絵に関して、青いシャツを着ていて、髪の毛が茶色い子は誰かな。見つけて丸で囲もう。

ワークの「言葉」問題例

見本と同じ文字をまるで囲もう。

ワークの効果を引き出す方法

以上の例のような感じなので、筆者の早生まれの3歳児の娘でもすらすらと解いていました。

それで、Z会の公式ページの説明では上記のような問題1問で5~10分かかるってことになってます。

ラミたん
…いやっ!そんなにかからないでしょ。かかっても1分だよね。
 
たーみょん
まぁ普通にやればそうなんだけど…

上で説明した絵本のときと同じで、問題の下の方に追加の質問内容が書かれているんです。

たとえば、上記文字の問題なら、「『ま』から始まる言葉は何があるかな?」って感じ。
こうやって、一つの問題でも色々と膨らませて、コミュニケーションをしながらやってくと、先にも書いた通り、知能や非認知能力の向上が期待できます。

他社ワークだと、問題を解いておしまいってパターンが多くなりがちです。
Z会では一つの問題で、子供にいくつもの回答をさせるヒントが載っているので、親も頭を使い成長できる教材になっています。

ということで、5~10分の時間をかけるってのはうなずける時間設定ですね。

ぺあぜっと

ひと月に1冊届き、分量は1冊で4回分、1回あたりのページ数は2~6ページ。

学ぶ内容は以下の通り。

ぺアゼット学習内容

  • 生活・自立
    生活面の自立やお手伝いを遊びのように取り組みます。
  • 表現・身体活動
    ハサミを使った工作や洗濯物をたたむ、体を使った遊びなど。
  • 自然・環境
    お花探しなどの自然や結露の観察など理科に関して体験学習します。
  • 数・形・論理
    遊びながら数や形などに触れる。
  • 言葉
    言葉遊びを通して語彙を増やします。

具体例をいくつか挙げていきます。

ぺあぜっと「生活・自立」の例

生活・自立では、お料理もします。
でも、極々簡単な内容。
たとえば、バナナをトースターで焼くだけの簡単な料理。

↑実際はヘタをとって一枚皮をむいて焼きます。
簡単な料理だけど、自分で何か一品作るってのは達成感があるし、記憶に残るし、指先使うしでいいことだらけ。

ぺあぜっと「自然・環境」の例

お花探しなんてのもあります。
外に出かけて、白い花を見つけたらシールを貼ろう、って感じです。

お花を探すついでにちょっと遠出してみるってのも良いですね。

ぺあぜっとの効果を引き出す方法

ワークのときと同じで、一つの問題、課題に関して話を広げるといいです。

焼きバナナの場合

作り方の他に、「みかんでもやってみよう」って感じで一言で追加の内容が書かれています。
そういうのを追加でやっていくといいんですが、子供や親がアレンジを考えてもいいです。

ちなみに、筆者はテーブルナイフでバナナを好きな大きさに切らせるってのをやりました。
それと、バナナの皮は焼くと真っ黒になりますが、他にも黒くする方法はあります。それを体験させるってのもやりました。

ちなみに、黒くする方法ご存知ですか?
筆者が知っているのは、冷やす(冷蔵庫で数日放置)ってのと、傷つける(爪楊枝でツンツン)です↓。

こうやって、一つの課題をいろんな体験に膨らませていくと、親も子も楽しめるし、コミュニケーションをとって色々考えて、挑戦するようになります。

お花探しの場合

上にも書きましたが、遠出するのも良いです。
気分転換になるし、非日常が色んな形で記憶に残りやすいですからね。

上の例に貼りつけた写真には、そんなに遠くないんですけどチューリップフェアやってて、そこでの写真も入ってます。

春になると梅が咲き、梅の花が散るころには桜が咲きます。桜の種類によってはチューリップと同時に咲く。
また、芝桜は木ではなく、地面に生える草。

そんな話も実物を前にして聞くと、また記憶の残り方が違いますよね。

家の中でコツコツと勉強を頑張らせたいって気持ちはわかりますが、そればっかりは面白くない。
Z会の教材をきっかけに外へ出歩いて色んな自然に触れることが子供の経験と知識の幅を広げてくれます。

ぺあぜっとi

ぺあぜっとiは毎月1冊届けられる親向けの情報誌です。

ぺあぜっとの取り組み方やワークの答えと問題を解くときのサポートやコツなどが書かれています。
他にも、専門家のインタビュー内容や絵本紹介ページもあります。

 
ラミたん
その程度の内容なら、私は見ないわ

そう思っている方…ちょっと待ってください。
ぺあぜっとiは一番重要な教材と言っても過言ではない!!

親のための教材「ぺあぜっとi」

ここまでちゃんと読んでくださっている方は薄々気が付いてるかもしれませんが、Z会幼児コースは親のサポートが最も重要

・難しい問題が出たら、どうやってサポートするのか?
・追加の問いかけをどうしたら良いのか?
・ぺあぜっとの体験課題をどう発展、工夫するか?
そのような疑問の答えが書かれているんです。

教材が届いたら、子供よりも先に親がぺあぜっとiを読み、子供がワークを始めたらぺあぜっとi片手に子供と一緒に勉強をする。

それ位重要な教材です。

ここまで何度も言っているコミュニケーションをとりながら、子供に考え、挑戦させるってのは親がどうしたら良いのか。
それを親が学び、考え、実行してください

子供と一緒に親も成長するには、ぺあぜっとiは必要不可欠です。

かんがえるちからワーク デジタルプラス

年4回、1回10~15分のワークをお手持ちのスマホやタブレットを使ってできます。
この量だと、ちょっと物足りなく感じる人は多いかもしれませんね。

でも、動画や音声を使っているので、紙では出来なかった問題となります。
ゲーム感覚で問題が解けて、やる気アップにもつながるかもしれませんね。

「正しく捉える力」「試行錯誤する力」「推理する力」「論理的に判断する力」の4つの力から毎回一つだけ選ばれて出題され、考える力を強化します。

口コミ・評判

Z会幼児コースの口コミ・評判で多いのは、

  • 体験学習(ぺあぜっと)は親の負担が大きい
  • 料金が高い

です。詳細はこちら↓の記事をご覧ください。
関連記事:>>Z会幼児コースの口コミ

ぺあぜっとで親の負担が大きいってのは上記の通り良くわかるかと思います。
体験課題をするために、料理の準備、片付けをしたり、どこかへ連れて行ったりと親がする下準備は多いです。

でも、幼児期の教育で最も大切なことは知識の詰込みじゃないんですよね。
色んな体験を通して、コミュニケーションをとりながら自ら考え、挑戦する非認知能力が重要

これは親のサポートなくして容易に育める能力ではないので、
「親が負担を受け入れない=子供の能力を育まない」
と言ってもいいです。

他社教材でZ会と同じような内容を取り扱っているものはありません。
料金はこの後↓比較しますが、劇的に高いってわけじゃないので、料金の安い高いではなく、内容の比較で、決めると良いかなと思っています。

料金

支払い方法は

  • 毎月払い
  • 6か月一括払い
  • 12か月一括払い

の3種類あります。

6か月一括払いは5%OFF、
12か月一括払いは15%OFF
です。

具体的な数字で支払い方法別の比較をすると↓こんな感じ。

Z会_支払い方法別料金(1年一括)

年少は12か月一括払いすると年間で4千円ほどお得なので、12か月一括払いはおすすめです。

人気4社で月額料金を比較すると↓こんな感じ。
Z会_料金比較(年少の月額)こどもちゃれんじと同じくらいなので、高くはありませんね。

詳しい料金比較の記事はこちらをご覧ください↓。
関連記事:>>Z会幼児コースの料金を他社と比較

口コミでは、教材(ワーク)が少ないから高く感じるってのはありましたが、他社教材とは学ぶ内容の方向性が若干違うので、中身で比較した方がいいかなと思います。

実際に資料請求して、無料教材をそれぞれ試してみると良いです。

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まとめ

Z会幼児コース年少には子供の知能をUPする工夫が詰まっています。
また、知能だけでなく非認知能力を育む要素も。

でも、その効果を得るためには親のサポートが必要不可欠です。

親の負担が大きいことを受け入れると子供の成長はかなり期待できるものになります。

一度資料請求をして、本当にやっていけるのかを親も子も無料お試しで確認してみてはいかがでしょうか。

公式ページへの移動はこちらのボタン↓から移動できます。

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